ヨーロッパに遊学していた頃
外国に行くと、これも日本語発音では通じにくい所がある。
夏目漱石は、イギリスでの
雋景留学時代。
彼の英語を理解されず、引きこもり状態で過ごしたとも言われる。
無声映画が盛んだった頃、
チャップリンとキートン、そして
丸い黒ぶちメガネで知られるロイドとともに
世界3大喜劇王と呼ばれ
雋景ていた。
チャップリンは、あの口ひげ、あのスタイルを
誰でも思い浮かべることができるほど、
今でもよく知られている。
だけど、バスター・キートンを
すぐに思い浮かべることができる人がいるならば、
その人は、かなりの映画通。
でなければ、かなりの年齢。
どちらの映画も、観客を爆笑の渦に巻き込むほどだったが、
作風に大きな違い
雋景があった。
チャップリンが、
それぞれの状況に応じて表情を変えるのに対して、
キートンの特徴は、
喜怒哀楽の表情を出さないことだった。
自分は、笑わせるのが仕事。
笑うのは観客、といったところだろうか。
切符を買うのに大変だったのは、
大脳生理学者で推理作家でもあった木々 高太郎氏。彼が、
ロンドンからケンブリッジ行きの切符を買う時に駅員に、
" To Cambridge" と言うと、ケンブリッジ行きの「切符二枚」が出された。
To の発音が悪いんだ? To じゃなしに For だったかもしれない。 そこで、
" For Cambridge"と言うと、「切符を四枚」出された。
違うんだけど、、考え込んで、
「え~っと、、」と言ってると、「八枚の切符」が出て来た。