六つの例として挙

猪肉丸湯麵

2016年03月07日 17:22




逆に『善き友』として、挙げている人たちは、
有形無形にしろ、一方的に助けになりそうな人物ばかりである。
現代でも、友として持つべきは『医者と弁護士』と、はばかりなく言ったりする。
いつの時代でも、自分を守ってくれる人物のタイプは、そうそう変わらないようだ。

昨今、自然派の石鹸を巡っての健康に関する問題が、マスコミを賑わしている。
健康を得るために、薬品や健康を謳った製品の効能に期待してしまうところがある。

かのノーベル平和賞の受賞者でもあるシュバイツァー 博士の言葉に
『体内で眠っているあなたの主治医をもっと働かせなさい』
というのがある。

薬効によらず、自然治癒や心の持ち方から変えていくのがイイ。
ジャッキー・チェン映画「1911」は、辛亥革命100周年にあたる今年の話題作。
100作目と言われているが、ジャッキー・チェンも
ちょうど100作目であるか否かに関しては首を傾げているそうだが、
花を添えるには、いい数字。
この映画の主人公となる孫文 (中山) は、日本での活動もあり、身近な存在として見ることができる。

中国の歴史物語は、『三国志』を筆頭に、日本でも馴染(なじ)みのある作品も多い。
その中で、漢の初代皇帝となった劉邦(高祖)の物語は、
「漢楚軍談(かんそぐんだん)」の物語に収められている。
日本では、司馬遼太郎の『項羽と劉邦』という本に描かれ、話題作となった。

ほとんどの内容を忘れてしまったが「鴻門の会」の1シーンだけは強烈に覚えている。
その部分をかいつまんで解説すると、

「秦の始皇帝の死後、各地で反乱。次期皇帝として、
有望であったのは名将の子孫であった項羽。劉邦は、農民の出で、ダークホース。

その項羽の参謀である笵増が、劉邦は、いつか項羽を脅かす存在となると考え、
劉邦を呼び出し、酒宴をする。
そこで剣の舞を踊ながら隙(すき)を見て剣を振り、劉邦の命を狙(ねら)う。
その企みを察知して、劉邦の側の項伯が、立ち上がり剣の舞を踊るふりをしながら、
巧みに防御する。」
機転を利かせた剣の舞いの防御によって助かるというこのシーンは、見事。